膝が曲がらないのは

膝の痛みの原因は

足首と股関節

足首と股関節が軸上にスムーズに動けば膝は楽ちん。膝は下肢の動きの司令塔「組み立て役」。

膝の働き

膝
  • 足首は下肢の中でも地面に近く、地面と足底の影響を受ける。
  • 股関節は下肢の中で体幹(胴体)近く、骨盤、腰との影響を受ける。
  • 膝は足首と股関節の中間に位置して、両者の連携をとる役割を担う。

かみ合う構造では無い

膝の構造

動物の関節はロボット構造の様にかみ合っているのではありません、膝も同様です。膝の関節は四本の靱帯で繋がれて構成されるだけです、衝撃を受ける方向によっては実に脆いのです。患者への説明の際に「関節はかみ合っているものではなく、靱帯で補強される」と言うと驚かれる方がいます。

 

膝関節

足首と股が働いてくれないと

本来膝は足首と股関節が大きく動き、働いてくれる事で膝に余裕が生まれ、下肢全体が機能しています。足関節、股関節が充分機能出来ない場合、その負担やバランスを「膝だけ」に頼ってしまう事になり、膝は、いずれ悲鳴をあげる事になります。膝関節の構造的な特徴は膝関節を構成する脛骨と大腿骨の関節面が平らで、そのことで他の関節や筋肉の影響で、軸がぶれ易い事です。

当院の鍼施術

股関節の中心軸を整える

股関節の中心軸を整える鍼の施術。当院では、どんな場合の膝関節疾患も、まず「お尻のツボ」で股関節の中心軸を調節する事から始めます。整形外科で膝の水を抜いたり、ヒアルロン酸を1クール注入したけど、効果を感じられない時は、足関節、股関節など、下肢全体の動きの軸に目を向けるべきだと思います。上記した膝の性質に施術のポイントがあります。関連コラム

腰椎の3番との関係

腰を捻じる際のかなめ

膝は腰椎3番と共に上体を「捻じる動き」に連動をみせます。腰が悪くて、腰の可動性を失っている時には、膝への負担が大きくなります。逆に、腰椎3番のツボを使えば膝によい影響をもたらします。

 

腰椎3番

減ったから痛いのか?

関節軟骨

軟骨が減ったから痛いのか?歳を取れば、関節軟骨が減って変形性膝関節症になり、痛みが出てくるんだ。と連想させるTVコマーシャル、医師からの説明。当院では、違うと考えています。関節というのは関節面に適正な圧力が係ると、滑液という”油”が出て関節運動がしっかりできるようになっています。ある整形外科の先生は「膝軟骨が無いのに痛みを訴えない患者さんがいる」っと言っています。

変形性膝関節症

しかし、残念ながら長年、関節運動の癖を放置していたり、基礎疾患で股関節や足関節が悪くて膝に変形をもたらされたものは、治りにくい場合もあります。どんなに酷く膝を痛めた経緯のある方でも、膝に負担をかけないように、身体の使い方を見直していくことで現状よりも膝の痛みが少なく生活して行くことが出来る可能性もあります。膝の特徴を知って、体全体としての膝と向き合うことが大切です。

変形性膝関節症