残心と治療

美しい所作

残心とは

武道の残心

残心とは、だらしなくない事、気を抜かない事、卑怯でない事であり、裏を返せば「美しい所作」の継続ともいえると、言っています。武道全般や茶道でも「残心」という言葉を使うそうです。残心の概念は日本特有の文化であると言えるのかもしれません。例えば、剣道における有効打突とは何かということを考えたことがありますか?私の義理の父は剣道における最高段位の八段範士であり、剣道の残心と気についての話をしてくれる事があります。剣道の試合での有効打突の内容とは。

有効打突の内容

  • 充実した気勢
  • 適正な姿勢
  • 竹刀の打突部で
  • 打突部位を
  • 刃筋正しく打突
  • 残心あるもの
残心 治療

最後に「残心あるもの」とあります、残心がなければ有効打突としては認められません。ただ打っただけでは駄目ということです、「残心あるもの」は「心技体」で言うなら心の部分でしょうか。技に込めた気を持続させ、かつ技の美しさの余韻を持つ事の様な理解で、私はとらえています。ここに日本らしさ、美徳を感じます。私の父は年に一度、「東の講道館、西の武徳殿」と評される京都の武徳殿で行われる、剣道の高段者による全日本剣道演武大会に出場します。竹刀を交わす互いの間と残心ある技が「打った」、「打たれた」と、剣道の互いの名人にはわかるといいます。また、武道によっても多少意味が異なると思います。弓道における残心とは、射法八節の最後で、矢を放った後姿勢を保持し、天地左右に伸張することを言います。心のあり方として使われることもあり、全ての動作に残心が必要であるとも言われています。

美しい所作の継続

茶道の残心

茶道の千利休の師である武野紹鴎(たけのじょうおう)の教えに「残心」があります。「なにしても 道具置きつけ 帰る手は 恋しき人に 別るると知れ」、紹鴎は、道具を置いたその手は正に恋人と別れを惜しむが如く、心をそこに残せと利休を指導しています。お茶の清めが終わって所定の位置に戻す時、終わったという安堵から気が抜けてしまい、次の行動へと気が急いでしまう、そうすると点前に緊張感が無くなり、席中の雰囲気も台無しになるからと教えているのです。これが紹鴎の「残心」の心得です。

残心

おもてなしの心

茶道で茶会を催す時、亭主は迎える客の為に誠心誠意尽くし、「おもてなし」します。道具の選定、玄関先から庭の管理、全てに心を尽くします。それは客をもてなす、思いやりの心です。そして、茶会が終わり客を見送った亭主は一人茶室に戻り、今日の茶会を見つめなおし、一服のお茶を喫して客に思いを馳せるのです。その心もまた「残心」です。残心は思いやりの心と、反省会でもあるとも思います。

施術での残心

残心の心得を学び、それを治療に活かしていきたいと考えています。当院では、患者さんが入室してから退室するまでが治療と考えています。

空間を大切に

施術空間を清潔にし、治療中は快適に過ごせる様に努めています。院長だけの小さな治療院ですので、一貫して院長が対応し患者様1人1人と真摯に向き合い施術させて頂きます。

効果の検証

効果があった場合もなかった場合も、そのツボについて分析する事が大切です、ツボ効果を必然とさせる為に検証は大事なものです。

技術の研鑽

当院は鍼灸技術、整体技術での専門性を追求し同じ志をもった全国の仲間と症例をあげて検証しあいながら技術や知識を共有し研鑽を続けております。

当院の症例