めまい(眩暈)

めまい

お困りですか?

起立性低血圧
朝、目が回る
メニエール病

眩暈の原因

めまいは、一過性(必ず良くなる)発作的なものが多いですが、様々な原因が考えられ、ハッキリした原因を特定するのは困難です。

難聴、耳鳴り

一過性のめまいで、病院での治療で効果がないものに共通するのが、耳周辺の問題や循環不良が影響しており、首や肩の緊張が大きく症状を左右すると考えます。また「めまい」は耳鳴り、難聴との関連性が高くなります、当院では「めまい」を4つに分類しています。

めまい(眩暈)

回転性

回転性「くるくる」

耳の【三半規管、蝸牛管、神経】(平衡感覚をつかさどる)問題。※脳卒中の場合も出現

動揺性

動揺性「ぐらぐら」「くらくら」

ストレス、薬の副作用、薬の乱用、自律神経のバランス異常。※小脳の異常でも出現

浮遊性

浮遊性「ゆらゆら」「ふわふわ」

ストレス、眼精疲労など

起立性

起立性「くらっと」「起立した時に」

血圧の変動など

病院の治療

めまいの特効薬は?

投薬による治療が殆どで・良性発作性頭位めまい・前庭神経炎・メニエール病・メニエール症候群のものによる対症療法となり、特効薬は存在しません。

処方薬

副腎皮質ホルモン薬(ステロイド薬)神経の炎症やめまいに伴う難聴を改善します。ステロイド薬には炎症を鎮める、免疫を抑制するなどさまざまな作用があります。

抗めまい薬・循環改善薬。主に脳や内耳の血流を増やすことによって、めまいを改善します。脳や内耳に十分な血液が行き届かないと、からだのバランスを保つ働きに支障を来します。また、リンパの循環も悪くなるため内耳がむくみ、めまいが起こります。

吐き気止め。めまいに伴う吐き気や嘔吐を抑えます。吐き気がひどくて内服が難しい場合は、注射や点滴をします。

抗不安薬。めまいに対する不安を取り除きます。めまいに対する不安な気持ちが、さらにめまいを悪化させるといった悪循環を解消します。

浸透圧利尿薬。内耳を満たす内リンパ液の過剰による内耳のむくみを軽減します。通常、内リンパの量は一定に保たれていますが、増え過ぎると内耳が正常に働かず、めまいや耳鳴り、難聴などの症状があらわれます。

ビタミン剤。神経の働きを正常に保つビタミン(ビタミンB12など)によって、障害を受けた神経を修復します。

脳と、めまい

危険

脳が原因のめまいは、脳に障害が起こり脳機能障害の症状が見られ、眩暈と共に何らかの全身症状が現れます。緊急性が高いため、疑われる場合は早く病院を受診しなければなりません。脳の問題からくる眩暈が生じている場合は、鍼灸の適応ではありません。

  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 脳腫瘍
  • てんかん
  • 椎骨脳底動脈循環不全

脳梗塞

回転性めまい(グルグルしためまい)の他、手足のしびれ、ろれつがまわらない、意識障害、片麻痺、感覚性失語症(相手の言う事は聞こえるが理解出来ない状態)、運動性失語症(相手の言う事は理解できるが、言葉が出てこない状態)、頭痛などが起きます。、小脳や脳幹(のうかん)に十分な血液が運ばれず、働きが異常となり、めまいが起こります。

脳出血

脳出血は血管が破れ、溢れ出た血液で脳を圧迫してしまう病気です。特に強い回転性のめまい(グルグルしためまい)が起こった時は、小脳性出血の可能性があります。出血部位によって出現する症状や後の後遺症が違ってきます。半身不随などの運動麻痺、意識障害、感覚障害、頭痛なども起きます。

脳腫瘍

浮動性のめまい(フワフワしためまい)が特徴です。起床時の頭痛、嘔吐、手足のしびれ、視野の異常、難聴などが見られます。脳腫瘍は脳に腫瘍ができて、それが脳を圧迫してしまう病気です。乳幼児から高齢者まで全ての世代に見られるのが特徴です。からだのバランスを保つ情報を脳へ伝える前庭神経に腫瘍ができると、めまいが起こります。

てんかん

てんかんのめまいは耳鳴りと共に起き、15秒ほど続きますてんかんは手の震えや全身けいれんなどが発作的にでる病気です。手足がつっぱったり、口から泡を噴いたり、意識が失われたりします。発作が起きていない時は全く正常なのが特徴です。

椎骨脳底動脈循環不全

回転性のめまい発作を起こします。同時に手足の痺れを伴うこともあります。難聴や耳鳴りは起こらないのが特徴です。首を動かすと血管が圧迫されめまいがひどくなることがあります。椎骨脳底動脈循環不全とは、一過性脳虚血発作(TIA)の一種です。椎骨脳底動脈の循環不全により、首から脳へとつながる椎骨動脈と脳底動脈の血液が不足すると、脳に十分な血液が運ばれず、めまいが起こります。脳幹や小脳への血流が悪くなった状態です。

耳と、めまい

内耳と眩暈(めまい)

めまいと関係している耳の器官は三半規管、耳石器、内耳神経の前庭神経です。三半規管はリンパ液の流れによってどの方向へ体が動いているのかをキャッチするセンサーです。耳石器は炭酸カルシウムの結晶が動くことによって、体の傾き、重力、加速度をキャッチしています。前庭神経とは三半規管と耳石器から伝達された情報を脳へ送る神経です。

前庭神経

突発性難聴

明らかな原因がなく突然片方の耳が聞こえなくなる病気です。同時に耳鳴り、激しいめまいがすることもあります。めまいは2、3日で消えてしまいますが、難聴と耳鳴りは続きます。一般的に聴力回復が期待出来るのは発症後約1ヶ月以内で、それ以後は回復が難しいと言われていますので、出来るだけ早期に治療する事が重要なポイントです。病院での治療は、ステロイド剤やビタミン剤を内服します。高圧酸素療法を併用するところもあります。入院する場合、期間は2週間ほどです。病院の治療に限界を感じた方は、鍼灸院にたどり着くことが多いようです。聴力が完全に戻らない、耳鳴りが残っている、耳に閉塞感がある、という悩みを抱えています。鍼灸での治療は病院とは着眼点が違うため、病院で治らなくても治る可能性が残っています。鍼灸院の立場で言えば発症後3ヶ月くらいまでは改善の見込みがあります。

前庭神経炎

前庭神経炎とは内耳と呼ばれる部分の中でも前庭機能(バランスを保つ働き)の障害によって起きます。非常に強い回転性めまい、吐き気、ふらつきなどが主症状です。多くは、聴力低下や耳閉塞感、耳鳴りの症状は伴いません。

 詳しい原因は解明されていませんが、ウイルス感染による風邪の症状から1~2週間後に突然めまいが襲ってくる場合があり、検査すると前庭神経炎というケースもあります。

耳閉感

良性発作性頭位めまい症

良性発作性頭位めまい症(BPPV)。前庭の耳石(平衡感覚に関係するもの)が剥がれ、三半規管に入り込み、リンパの流れを妨げ乱すことで起こると言われていますが、原因がはっきりとわかっていません。特定の頭位(起き上がる時や寝返り)で頭の位置を変えた瞬間にグルグルとした回転性めまいが起こります。時間は数秒~1分程度とされます。吐き気を伴うこともあります。大半が耳鳴りや難聴は伴いません。発症した時は大変不安だと思いますが、ほとんどが2~3週間で治まり、命に関わる病気ではありません。薬では改善が難しいめまいです。

良性発作性頭位めまい

メニエール病

内耳に内リンパ水腫ができることによって症状が出現しますが、その原因はさまざまな説があり、特定までには至っていません。 内耳にはリンパ液が入っていて、音がリンパ液を介して内耳神経に音の振動を伝達します。メニエール病とは内耳のリンパ液が増加してしまい、内耳に水ぶくれが出来てしまいます。これが内リンパ水腫です。その圧力で内耳神経が圧迫されて症状を引き起こしてしまいます。1、聞こえの細胞が詰まっている蝸牛。2、平衡機能を司る三半規管と耳石器。この両方もしくは一方が強く水ぶくれになるかにより異なります。蝸牛が強く水ぶくれになれば、めまいは感じず難聴だけを自覚します。水ぶくれが弱ければ難聴を自覚せず、「耳が詰まった感じ」や「耳鳴り」、「音が響く感じ」のみ出現する場合もあります。対に三半規管・耳石器が強く水ぶくれになれば、難聴や「耳が詰まった感じ」などは感じず、めまいのみを自覚します。めまいの強さもグルグル回転する激しいもの、フワフワ雲の上を歩いている感じのものまでです。めまいの持続時間は10分程度から数時間程度であることが多く、数秒~数十分程度の短いめまいである場合、メニエール病の診断にはいたりません。また、ストレス病の代表格です。ストレスを受けやすい人の方がメニエール病になりやすいとされています。メニエール病は代表的な三代症状として「めまい・耳鳴り・難聴」があり、症状をくりかいします。その他にも頭痛、吐き気、嘔吐、平衡感覚の乱れ、眼振、耳閉塞感、冷や汗、顔が蒼白くなるなどの症状があります。

血圧と、めまい

変動の差

急激に血圧が変動すると、脳に送られる血液量が不安定になり、めまいが起こることがあります。代表的な病気には、高血圧、低血圧(起立性低血圧。横になった状態や座った姿勢から急に立ち上がったときに、急激に体を動かしたことによる血圧の低下が考えられる)、不整脈、低血糖、貧血、などがあげられます。また、ストレスなどが積み重なった場合にもめまいが起こることがあります。心因性めまいは不安や心配事、ストレスが続くとめまいが起こることがあります。めまいは一定ではありません。ストレスなどの心因や性格などにより、自律神経そのものに影響し、さまざまな症状があらわれます。めまいに合併する症状はめまいをはじめ、眠れない、食欲がない、肩が凝る、手足がふるえる、便秘になるなどさまざまです。

当院の施術

「めまい」特徴

めまいは、どの種類の場合も首の後ろ(うなじ)辺りの筋肉の緊張が共通してみられます。薬や色々な治療で効果の無かった方は特にその傾向が強いかもしれません。

項の緊張がある

自覚していない

当院では直接首の後ろに鍼や手技を加えることはせずに手や足、背中や腰に鍼施術をして首の緊張を取除きます。また、眩暈は疲労(精神的・肉体的)からくる場合が多く、疲労を自覚していたり、または自覚が無い場合もありますが、一過性の眩暈であれば当院の鍼灸施術が得意とします。

全身のツボで

脳疾患からくるような危険なめまいを除けば、めまいは鍼灸が得意とする症状です。鍼灸院での治療は、全身にあるツボを使って筋疲労を回復させたり、全身の血液循環を改善せ酸素供給することで、体の機能を正常化させます。めまいは本人も気がついていない肉体疲労や精神疲労が原因となっていることがあります。病院で原因不明と言われてもあきらめる必要はありません。鍼灸治療を試してみてください。当院も多数の症例があります。