頭痛と鍼


当院では、頭痛になる方の原因を、このように考えています。

肩こり、首こり

肩こりを解消せずには頭痛は良くならないです。しかし、肩こりを自覚していない場合もあります。感覚は痛みの強い方に集中するので、頭痛が激しい時は肩こりが隠れてしまいます。逆に言えば、頭痛があって肩こりを感じない人ほど、頭痛のレベルが高いことになります。

肩こりの影響

肩こりは継続し施術すると消えます。同時に頭痛も消える事になります。

首こりの影響

頭痛に関わっているのは、項(うなじ)があります。項のコリがほぐれることで頭痛は軽くなりますが、項に直接鍼をすると、局所血流が増え、その反動で頭痛が一時的に悪化する場合があります。

頭痛の原因

頭痛と「肩こり」

頭痛の原因は、肩こりですが、肩こりの先の原因にアプローチする必要があります。肩こりは、骨格的な問題でも内臓の不調でも起こります。

肩こりの原因

肩こりと頭痛の関係についてのイメージです。

  • 腰の原因➡肩こり➡頭痛

図は、腰の原因が、肩こりをつくり、そして、頭痛を引き起こすもの。

「頭痛の原因は肩こりです」と一言でいえません。頭痛を分ければ、多くの頭痛があります。しかし、多くの頭痛は肩こり、首こりが原因しています。その原因の肩こりにも、さらに原因があります。

肩甲骨と骨盤

肩甲骨

肩甲骨の働きは極めて重要です、腕を大きく動かせられるのも肩甲骨が機能しているからです。肩甲骨の動きを止められてしまうと腕を自由に動かすことができません。

胸椎は心肺機能と深く関わる位置だけに、肩甲骨も心肺機能と深い関係があります。肩甲骨の動きが鈍ると呼吸が浅くなります。十分な酸素と血液が全身に巡らず、内臓機能は低下し筋肉は柔軟性を失います、さらに呼吸の乱れは精神を不安定にさせます。

骨盤

肩こりは骨盤の状態も影響しています、仙腸関節(左右の寛骨と中央の仙骨)は若干、捻じるように動き筋肉循環、関節運動、機能的運動に影響を与えます。

この部分の筋肉が凝り緊張すると背骨も緊張し最終的に後頭部まで波及し、首、肩、背中、腰も凝っていきますし、骨盤前、背骨の臓器へも不調をきたします。頭痛に鍼をする時には骨盤機能の調整が必要になります。

頭痛と自律神経系

頭痛の原因になる肩こりは、骨格的な問題と自律神経系の内臓不調でも起こります。

内臓と自律神経

筋肉や骨格に詳しいだけでは対応できません。内臓からの影響や内分泌系も考えながら原因を探さなければなりません。こうしたことから、頭痛は自律神経系の側面を持つともいえます。

頭痛分類と鍼

頭痛の専門

医学では頭痛の90%を占める機能性頭痛を3つでわけていますが、鍼で施術する時には、それでは解決できないと感じています。

頭痛を分類

当院では頭痛分類を設けています。基準は頭の痛む場所です。医学的分類は参考程度にしています。

女性ホルモン

筋緊張型頭痛や片頭痛の方は、女性が多いことから女性ホルモンの影響も原因として考えられています。鍼灸なら女性疾患へのアプローチが可能です。

有効なツボのエリア

基本的な頭痛ツボの場所

前のツボ
後ろのツボ

頭痛の問題点

「片頭痛は一生付き合う病気」と思っている方がいます。

良くならない

頭痛施術で最大の問題は、痛みを軽くしたいのか、根本から良くしたいのかをハッキリさせることです。痛みを軽くするだけなら薬がお手軽です。

薬の常用

鎮痛薬

鍼灸以外では、頭痛は投薬しかありません。しかし、本当に良くなるのでしょうか?鍼なら出来る事があります。

辞める勇気と決断

薬には限界があります。そして、薬を飲み過ぎていたことで、逆に頭痛を起こしているかもしれません。根本から良くしたいと考えるなら、いつかは頭痛薬を辞めるべきです。

薬物乱用頭痛:MOH

あきらめないで下さい。鍼灸師が最初に行う仕事は「この頭痛は良くなるかもしれない」という気持ちに導くことです、頭痛でお悩みでしたら、一度ご相談ください。